◯四十五番(伊藤勝人君) おはようございます。
 国際芸術祭について、産業施策について、順次お尋ねをいたします。
 「友 遠方より来たり また楽しからずや」。以前、この場におきまして、ロンドンのとある小学校の信号機についてお話をしたことがあります。この小学校のすぐわきに幹線が走っています。そこに信号機がない、学校が市当局に信号機をつけてくれ、地域の皆さんが信号機で、機械で身を守る人材を私たちはつくる必要はない、そのことでいまだ信号機がありませんということをお話をしたことがあります。その友が久しぶりに来日をしました。いろいろお話をともにしたわけでありますが、非常に興味深い話をたくさんしてくれましたので、そのエピソードを交えながらお尋ねをしてまいりたいと思います。
 愛知・名古屋は、製造業が活発で市民は幸せです。愛知県をよいしょしてくれる人は、地域で物づくりをしている人たちです。そして、この地域の皆さんがどんなにすばらしい物をつくっているのかを知れば一目でわかります。その物づくりをしている人たちを県はよいしょしていますか。お互いによいしょすることは千家十職です。
 千家十職、その昔、どこかで聞いた言葉でありました。早速調べてみました。一つの団体が、企業が四百年余りの長きにわたり連綿と続き、今日なお盛隆をきわめている茶道千家であります。日本にも世界にもたぐいまれな存在であると思います。
 その千家にまつわる千家十職とは、表千家家元千宗左氏、裏千家家元千宗室氏の著書を引用いたしますと、私どもの家元では職家さんと呼び、職家さんが家元を離れて展覧などを催すときは、職家さん自身も十備会とか十職会の名で呼んでいる。千家の茶の道具を調達することを専らとして、数百年を千家とともに過ごしている工芸の家筋がそれである。
 利休居士の後、茶道の伝統を伝えるについて、千家の代々が茶の心を継承することはもちろん、同時に利休好み、あるいは利休形を正確に守る職家の継続が何にも増して大切な二つの柱であったと言えよう。
 なお言えば、利休形にこもる心を引き継ぎながら、新しい道具をつくり出していくことが職家の使命であり、これについて、それぞれの家において数百年にわたる想像以上の苦難の道が踏まれてきました。
 こうした職家あるいは十職の方々と千家の間には、ただ出入りの工芸の職方といったものでなく、江戸初期以来双方に何かと仕切りを持ち続けて今日に至っている。いわば儀礼や故実を今に保つことによって、千家の茶の心の正統を保ちつつあると言えようが、中略、千家十職と言われる者は、歴代宗匠の美的発想をもとにして、それぞれの工芸技術の粋を凝らして茶の美の創造のための道を歩んできたのである。いわば表裏一体の道と言っていい。千家が今日に長らえるごとくに十職も長らえて、美の創造の道を将来にはるけく歩み続ける。このことが書物にお書きになっておられます。
 つまり、千家あっての十職、十職の方々は千家のために、茶道具もさることながら、千家を盛り立てていくために枉駕努力してこられました。また、今も努力をしておられると記されております。
 十職の方々は、道具をつくるのみでなく、家元を盛り立てて、茶道普及に並々ならぬ努力、協力をし、日々活躍されております。つまり、持ちつ持たれつの関係にあります。ちなみに、茶道に使われる道具は四十から五十種類にも及んでいます。
 そして、もとに戻ります。
 世はまさに栄枯盛衰であります。職人を、たくみを大切にすれば、必ず市民は幸せになります。昔、英国は、七つの海を駆けて無敵艦隊を有するスペインと戦いました。両国とも、当時、最先端工業技術を持っていたオランダに、船、戦艦、武器をつくることを依頼、依存をしておりました。戦争は英国が勝利し、七つの海を制することになりました。戦争に勝利した英国が疲弊し、豊かさは一手にオランダにありました。英国は、その武器を武力をもって豊かなオランダを攻め、破れたオランダは国土をも割譲されてしまったのでありました。
 第二次大戦後、米ソの冷戦が続きました。この間、日本は、米国の生産基地として、国の復興とともに未曾有の発展をしてまいりました。
 そして、冷戦終結後の日本はどうでしょう。バブルの崩壊がありました。バブルの崩壊だけですか。少し考える人には推測ができると思います。本来ならば、もっと大きな混乱になっていたことでありましょう。思い起こしましょう。英国とスペイン、そして、オランダとその歴史を。しかし、日本には職人が頑張りました。世界は日本をいまだにお手本にしたいと思っています。そして、愛知・名古屋は国際都市になりたいのですか。国際芸術祭を考えているのですね。私から見れば、この地域は立派な国際都市です。国際都市とは、そこにしかないもの、それを見たい人が集まる、それが国際都市です。
 動物園があります。キリンやライオンを動物園で見るとき、子供は別として、大人が興奮しますか。キリンやライオンは、アフリカの原野の中で見て、初めて興奮するでしょう。つまり、現場と本物が最もエキサイティングなのです。外国人がなぜ日本へ来るのか。その一つは京都へ行きます。京都には本来の、本物の日本の建築物と心があるからです。秋葉原へ行きます。秋葉原にはメード・イン・ジャパンがあります。メード・イン・ジャパンは国際ブランドです。愛知、この地域には世界の人々が認める物づくりというたくみがあります。そのたくみのわざを見るために来る人にとってもはやこの地域は国際都市なのであります。
 人は、本物に価値を見出し、評価します。愛知・名古屋にしかないもの、それを観賞しようと集まってくることになります。
 昔からこの地域は、大いなる田舎であったり、一方、芸どころと言われています。この地域が大いなる田舎に特化する、ここしかないもの、そして、本物のオペラはヨーロッパで鑑賞すればいい、日本の舞台は世界に類にない花道があります。芝居を立体的に見せる特技があります。何ら花道のある舞台でオペラを上演すれば、それこそ外国人は目をみはることになるのかもしれません。しかし、それは悪乗りです。その特技を生かすこと、大切にすることが大事なことなのです。千家十職です。
 故古今亭志ん朝師匠が言いました。その昔には、名人上手がたくさんいました。今日、名人とうたわれる人はいません。それはテレビ文化になりましたから。スイッチを入れただけでただでさまざまなものを選択して見ることができるからです。わざわざ劇場や寄席に木戸銭を払って見聞きに来ることもなくなってしまいました。芸人も役者もわざわざ来てくださるお客様にぶざまな姿を見せるわけにはまいりません。木戸銭以上の感激をお持ち帰りいただくために一生懸命けいこを積みました。技術も向上しました。しかし、ただのお客さんにはどうしても手抜きになりがちです。わざわざ出ないところで芸人がはしょってしまいます。そして、三十分の話を十二分でと言われれば、時間制限もそこにあるのかもしれませんが云々。職人にはまだまだ名人はたくさんいます。それは、いいものでなければお金を出して買ってくれませんから。
 そこでお伺いをいたします。
 国際芸術祭につきましては、六月議会におきまして、自民党、民主党の代表質問及び石井議員の質問に対して、国際芸術祭をトリエンナーレで開催する。この地域を文化的な薫りの高い魅力的な地域にしていきたい。実行委員会には、本県、名古屋市、名古屋商工会議所、中部経済連合会及び芸術にかかわる有識者、そして、芸術監督は実行委員会で選定するとの答弁でありました。
 その後、あいち国際芸術祭の芸術監督に国立国際美術館館長の建畠晢氏が就任されたと伺っております。芸術監督を中心にして国際芸術祭の企画検討が本格的に進められていると伺っております。
 芸術祭の内容につきましては、監督を決めた以上、その監督を初めとする専門家に任せるべきであると思う一方で、この芸術祭がより多くの県民に理解され、参加いただき、地域を盛り上げていくことが重要であると考えます。
 前段申し上げた意見も一考されたいと思いつつ、この芸術祭が文化芸術関係者から評価され、さらに多くの県民から愛される、真に地域にとって、やってよかった、これからも続けたい芸術祭になるよう願っています。
 そこで、県として、建畠監督のもと、芸術祭をどのようなものにされていかれるのか、また、今後どのようなスケジュールで進めていくおつもりなのかをお伺いをいたします。
 次に、産業政策、とりわけ技術を持つ方、たくみについて、中小企業の人材確保、育成支援についてお尋ねをいたします。
 県をよいしょしてくれる人は物づくりをしている人たちだ、前段申し上げました。県はその人たちにどうよいしょするのかということであります。わざのある人、たくみをどう保全していくのか。保全してあげなければ衰退をしてしまいます。地域がたくみをどれだけ持っているのか。現代はその数が減少し、それとともに経済や文化を初め、さまざまなものが衰退しています。若い人が技術を身につける環境をどうつくっていくのかに未来がかかっています。職人の復活が産業の振興につながります。そのために、職人をうんと褒める、評価すること、地位を上げることによって多くの方がそれに参加をします。この地域は、たくみをつくること、そして、より多くつくれば大丈夫です。それによって地域全体が潤うことになります。みんながいろんな人に感謝して幸せにならなければなりません。
 日本は、その昔から海外から物が入り、そのものをより便利に、より見ばえのする技術にすることにたけています。例えば自動販売機。これはアメリカが発明をしました。しかし、いまだアメリカ製の自動販売機には金額をぴたりと入れなければ中身は出てきません。アレンジした日本製はおつりが出ます。中身も冷えたものであったり、あるいは温かかったり、中には熱かったり。ビンゴのようにピースが合うとおまけが一つ、すばらしいアイデアを日本はどんどんと進めながら、物をつくってきています。アイデアに満ちています。この技術が私たちを幸せにしていることに感謝しつつ、お伺いをいたします。
 経済のグローバル化が進み、国際競争が激しさを増す中、本県の製造業は厳しいコスト競争にさらされながらも、高度な技術力や熟練技能を背景とした研究開発や新製品開発、ジャストインタイムなどの効率的な生産システムの導入などで強みを発揮し、日本で最も元気と言われる地域の中核産業の役割を果たしてきております。
 その中でも、中小企業は、製造業の県内の総事業者数の九九・二%、総従業者数の約六一・七%を占めております。本県経済におきまして極めて重要な役割を担っています。
 しかしながら、最近では、原油、原材料といった資源価格の高騰などにより、元気な本県経済にも陰りが出てまいりました。この九月には、名古屋で記者会見を行いました日銀の白川総裁が、元気な愛知にも転機が訪れたとの見解を示しています。
 さらに、米国の大手証券会社リーマン・ブラザースの破綻により、世界じゅうで株価の急落や円高ドル安が進展しております。本県経済への深刻な影響も懸念をされます。
 このような状況の中で、本県経済が持続的に発展していくためには、これまでの高い技術、技能、組織力を基盤とする現場力をいかに維持向上させていくかが重要であります。そのかぎを握るのが人材であり、中でも、中小企業における人材の確保と育成はとりわけ大きな課題になってくるものと思われます。
 一方、少子・高齢化の進行により我が国の人口は着実に減少することが見込まれています。厚生労働省の社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によりますと、本県の生産年齢人口は、平成十七年から三十年後の平成四十七年までの間に約七十四万人減少し、若年労働力が絶対的に不足するものと見込まれています。
 さらに、産業の高度化や教育システムの変化などにより、子供たちが地域や学校で物づくりを体験する機会が減少したことや、三K職場として製造業が敬遠されることなどから、若者の物づくり離れが進んでおります。特に中小企業におきましては、人材確保や後継者難が深刻な問題となっています。このままでは、中小企業のみならず、本県の産業全体の衰退を招きかねない事態となっています。
 県では、県内企業の人材の過不足状況についてどのような見通しを持っておられ、中小企業製造の人手不足への対応をどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。
 また、県では、平成十八年二月に、モノづくり人材育成愛知モデルを策定され、「愛知のモノづくりDNAを受け継ぎ、さらに進化させる」をテーマに、産学行政が連携して物づくり人材の確保、育成に取り組まれていますが、中小企業支援の観点からモノづくり人材育成愛知モデルの取り組みの成果や今後の方向性はどのようになっているかをお伺いをして、壇上での質問を終わります。(拍手)


◯県民生活部長(石川延幸君) 国際芸術祭についてお尋ねをいただきました。その中で、多くの県民の皆様に理解され、参加いただき、盛り上げていただけるものとしていくことが重要と、こういう御指摘をいただきました。
 ことし八月に、国立国際美術館館長の建畠晢氏に国際芸術祭の芸術監督に就任をいただきましたけれども、建畠氏は、この芸術監督の就任に当たりまして、抱負として三点挙げられております。
 第一点目といたしまして、時代の最先端の現代美術を紹介をすること、第二点目として、多くの人々を巻き込んだ展開としていくこと、第三点目といたしまして、芸術文化センターの複合機能を生かして、音楽、舞踊など舞台芸術も積極的に取り込むといった点でございます。
 特に、二点目の多くの人々を巻き込んだ展開といたしまして、美術館の中の展示だけでなく、近接した公園や広場、既存の建物等を活用して町なかへも展開し、ふだん現代芸術にはなじみのない人にも参加いただける演出を考えていきたいとのことでございます。
 また、公募方式などによるにぎわいや盛り上げなどを図る事業も検討しておりまして、多くの県民の皆様に親しんでいただける芸術祭になるものというふうに考えております。
 今後、建畠芸術監督のもとで、さまざまな専門家も交えて、芸術祭の具体化に向けた検討を深めてまいりたいと考えております。
 今後のスケジュールでございますけれども、まずは、芸術祭のテーマ、コンセプトをなるべく早期に決定し、公表する予定でございます。そして、具体的なプログラムにつきましては、今年度末を目途に取りまとめてまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯産業労働部労政担当局長(志治孝利君) 産業政策のうち、中小企業の人材確保育成について、二点御質問をいただきました。
 まず、県内企業の人材の過不足状況の見通しとその対応についてでございます。
 本県の七月の有効求人倍率は一・六七倍で、平成十五年九月から一倍を超え、人手不足の状況がここ数年続いております。高卒、大卒等の新卒者の最近の求人状況を見ましても、来年三月の高卒予定者につきまして、八月末現在の集計結果で、求人数が約三万四千五百人に対しまして、求職者数は約一万一千七百人で、約二万二千八百人の大幅な不足となっております。また、本年四月の大学等の新卒者につきまして、大卒採用予定のあった中小企業のうち採用できた企業は、約半数であったとの調査結果も出ております。
 こうした状況は、少子化により新規学卒者数が減少していること、一方で、団塊世代の大量退職の補充として、新卒求人数が増加傾向にあることなどが主な理由と考えられ、高卒、大卒等の新卒求人は、今後とも不足感が続くものと見込んでいるところでございます。
 このため、本県といたしましては、県内物づくり企業の魅力を県外にアピールし、人材確保を広域的に推進する産業人材広域確保事業を実施しております。求人倍率の低い十二道県の九十九の工業高校などを本年五月から六月にかけ、県職員等が訪問しまして、県内優良中小企業であります愛知ブランド企業をPR、紹介してまいりました。昨年の四県五十七校に対し、訪問校を大幅にふやしております。
 さらに、本年度の新規事業としまして、県外高校の就職指導担当者を本県に招いて、企業説明会を開催しております。
 また、大卒者につきましては、首都圏、関西圏の大学などで企業説明会をそれぞれ三回開催を予定しております。
 中小企業の人材確保は、本県経済が今後も発展し続けていく上で極めて重要でございますので、今後の経済情勢、雇用動向にも十分留意しながら、積極的、計画的に対応してまいる所存でございます。
 二点目は、モノづくり人材育成愛知モデルの取り組みの成果と今後の方向性についてでございます。
 この愛知モデル、小学生から社会人までライフステージに応じた人材育成のプログラムを産学行政が連携して推進していくための施策の体系として、平成十八年二月に策定したものでございます。
 まず、小中学生向けのプログラムとしまして、昨年度、機械加工や大工、左官などの分野ですぐれた技能をお持ちの十五名の方々をあいち技能マイスターとして認定し、そのすぐれた職人、たくみのわざを子供たちに紹介するDVDを作成いたしました。
 また、子供たちの製造現場における体験を促進するため、県内で工場見学ができる事業所二百十カ所の情報を紹介するガイドブックを取りまとめ、これらの資料を本年三月、県内すべての小中学校約千四百校に配布したところでございます。
 さらに、職場体験を通じて中学生の社会性を養うあいち・出会いと体験の道場は、本年度、中学校三百二校、参加生徒五万人以上の規模で実施しているところでございます。
 次に、高校生向けには、県内三地域で工業高校と商工会議所が連携しまして、中小企業の現場で生徒が実習を受ける事業を実施しております。今年度三十九の中小企業等で百三十四人の生徒が参加し、生徒の中には、実習を受けた中小企業への就職を予定している生徒もいると聞いております。
 大学生及び在職者向けには、技能者の養成に加え、生産工程を管理、改善できる人材を育成するため、例えば、名古屋工業大学が工場長養成塾を開催するなど、中小企業の生産を担う中心的な人材の育成プログラムを実施しております。
 こうした愛知モデルに基づく取り組みは、本年六月に作成されました国のものづくり白書の中でも先進的な取り組みとして紹介されたところでございます。今後も、この愛知モデルに沿って、産業界や教育界との連携を一層強化しながら、物づくりを志す若者をふやす取り組みなどの充実を図ってまいります。
 以上でございます。


◯知事(神田真秋君) 国際芸術祭につきましてお答えを申し上げます。
 現在、建畠芸術監督を中心にいたしまして、この芸術祭の肉づけ作業をしている段階でございますけれども、この十月中には、テーマ、コンセプトの公表にあわせ、現在仮称となっておりますあいち国際芸術祭の正式名称も決定してまいりたいと考えているところでございます。
 ここで、建畠監督についても少し御紹介を申し上げ、御理解を得たいと思います。
 この監督は、国際美術展の豊富な経験、あるいは斬新かつ魅力的な企画力をお持ちの方でございます。例えば、一九九〇年、そして九三年、世界で最も歴史のある国際美術展であるヴェネツィア・ビエンナーレの日本パビリオンの企画責任者を務められた方でございまして、特に一九九三年の折には、現在、著名な女性現代美術作家となっております草間彌生氏を日本の代表作家として世界に紹介された方でございます。
 また、建畠監督が中心となって企画をし、ことしになりまして、全国の美術館などを巡回をいたしましたオーストラリアのアボリジニの女性作家エミリー・ウングワレーの展覧会でございますけれども、これは、現代美術作家の個展としての国内の入場数記録を持っていたアンディー・ウォーホール展をしのぐ入場者を記録した展覧会でございました。
 さらに、建畠監督が企画、全国巡回をいたしました液晶絵画展、これは映像絵画展でございますけれども、この展覧会は、新しい映像技術を美術展の中に積極的に取り込みまして、その斬新さと美しさが高い評価を得たところでございます。幸いにして、私は、この二つの展覧会、拝見する機会がございましたけれども、新しい驚きがございましたし、大変感銘を受けたところでございます。
 このように、建畠監督は、大変すばらしい実績と同時に企画力をお持ちの方でございまして、本県の国際芸術祭におきましても、現代美術の最先端の紹介、あるいは複合的な舞台芸術の公演など、発信性が高く、また、祝祭感あふれる事業を企画、展開していただけるものと大いに期待を申し上げているところでございます。
 こうした芸術祭を成功させ、また継続していくことによりまして、この地域の文化力を高め、経済面だけではなく、文化芸術面におきましても、さらに県民が自信と誇りを持てるように努力してまいりたいと考えております。
 以上です。