【伊藤勝人委員】
 団塊世代定年就農事業は、どういう形で農業にかかわるものを狙った事業なのか。


【農業経営課主幹(普及・教育)】
 団塊世代の中にはもともと農家出身で会社を退職される方や非農家出身で農業に関心のある方などがおり、この方たちに対して、農業大学校で研修を行うものと、農業改良普及課で研修を行うものとの二つがある。農業大学校における研修では、農業の入門研修として前期後期で各20名ずつ露地野菜の栽培の基礎を実習で学んでもらうもので、年代は50歳から60歳、研修後は農業を行う人や産直所に出荷する人などもおり、幅広く農業に携わってもらえば良いと考えている。また、農業改良普及課における研修では、地域ごとの生産部会や産直部会に所属してもらい、先輩農家とともに研修を受けてもらい農業技術を学び、農業経営に携わってもらうもので産直所へ出荷する方と農業を開始する方の両方がある。いずれにしても、幅広く農業に携わる方を育成する事業である。


【伊藤勝人委員】
 まじめに農業に取り組む人を育ててほしい。
 今朝のNHKニュースで、ミツバチの飼養羽数が少なく、イチゴなど温室園芸農家が困っているとの報道があった。また、ミツバチにダニがつきやすく、薬が効きにくいとも聞いている。この件については農作物病害虫防除事業の対象となるのか。


【農業経営課主幹(環境・植防)】
 この事業でいう病害虫とは農作物の病害虫のことであり、ミツバチは家畜という扱いになるので対象にならない。
 受粉用のミツバチの不足についてであるが、海外から輸入しているミツバチの輸入量が少なく、国内のミツバチ農家も採算性がよくないため、やめる農家が多くなっており、このことが不足の原因と認識している。


【畜産課主幹(畜政・家畜衛生)】
 ミツバチは、家畜伝染病予防法では家畜に該当する。ミツバチはウジが腐るフソ病が法定伝染病に規定されているので、家畜保健衛生所では毎年検査をしている。また、ダニを殺す薬品が市販されているので、用法・用量を守るよう指導している。


【伊藤勝人委員】
 ミツバチの養ほう農家は、多くはないと理解する。
 あいち森と緑づくり税は、色々なところで議論がされている。三河山間部の人工林の間伐が話題の中心であるが、この税は人頭税のようなもので負担は尾張部が多い。三河部の森林も大事であるが、尾張部も犬山から瀬戸にかけて森林がある。スギ、ヒノキの人工林はないが、里山林である。このような所も市が提案を出せば、事業ができると聞いている。また、都市部の緑地化も行う。これらを含めてどれくらいの金額の割り振りとなっていくのか。


【森と緑づくり推進室長】
 あいち森と緑づくり税による事業の使い道による割り振りについて、通年では22億の税収があると見込まれているが、大まかには、山間部の森林の整備に5割、都市の緑に3割弱と里山林に1割強、環境学習や小中学校の県産木材の机、いすの導入や事業などの普及啓発に1割といった割り振りになる。


【伊藤勝人委員】
 都市部の住民も、一定の割合が近くで使われるということが分かった。三河で50パーセント、残りを都市部などでバランスをとってもらったと思う。ぜひ都市部で、環境という観点から使ってもらいたいと思う。