◯四十五番(伊藤勝人君) シルバーウイークに、九月二十一日でありましたが、大阪へ行くことになりました。名神高速道路を利用しようとしたわけでありますが、春日井インターチェンジを八時半ごろに乗りました。小牧インターチェンジのすぐ手前のところで標識が出まして、十キロ、約百分というふうに渋滞で書かれました。急遽、方向転換をしまして、名古屋高速の小牧線を使って東名阪へ入りました。おっと、どっこい、これが大治南からもうのろのろになりまして、桑名へ行きました。標識に十四キロ、鈴鹿まで百四十分。なぜ回ったのか、反省をしたわけでありますが、でも、もう逃げ道がありませんので、これはもう仕方がないということで、本当に標識どおりでありました。百四十分かけて抜けることができました。
 目的地へ着きましたときに、約三時間おくれて着いてしまいました。帰りは名神高速道路を使ってきたわけでありますが、本来でありますと、大体三時間ぐらいで大阪からうちへ着くのでありますが、のろのろがあったり、あるいは渋滞があったりして、うちへ五時間半ぐらいかけて到着をしました。千円ですね。間もなく無料になるという話でありますが、昔、おじいやおばあに聞いたことがあります。ただより高いものはない。これが実感をいたしました。
 そして、いま一つは、はやりなら何でもいい。これはちょいと違いまして、この次に「の」と「か」がつくんですね。はやりなら何でもいいのかというのがありまして、高速道路の無料化というのも、それから、道路をつくっていけないというのもありますね。ダムもいけない。これは今はやりであります。インフルエンザも今、谷口議員の話でいきますと、流行でありますからはやりでありますので、はやりなら何でもいいのか。
 このはやりというのは、いま一つ困ることがあります。それは、終わるんですね、どこかで。終わりますと、これは廃るといいます。はやりは廃る。はやり廃りがありますので、廃った後に後悔をしないように、杞憂に終わってくれればいいのかなということを思うわけであります。
 大阪へ行きました。大阪で話をしておりましたら、交通マナーのことの話でありますけれども、交差点がありますね。私たちは、私たちといいますか、この近辺、愛知県や名古屋の近辺は、黄色になったときに、黄色は速やかに交差点から出よということで中へ入ってきますね。関西ではきちっととまるんだそうですね、黄色で。なぜか。左右の信号を見ていて、こちらが赤になるとスタートされるので、黄色で突っ込んでいくと危なくて仕方がないということなんだそうであります。
 事ほどさように、私たちは、さまざまな習慣や、あるいはそれぞれが独特に持っている感覚といいますか、そんなようなものを持っているということで、交差点というのは車同士が出会う場所でありますから、あるいは歩行者や自転車に乗っている方たちと出会うところでありますので、事故が多い。ある意味で必然的なことなのかもしれません。
 そこで、交差点の事故防止についてお尋ねをいたします。
 県では、交通事故を減らすために、これまで警察や市町村、関係諸団体と一体となって県民総ぐるみで懸命に取り組まれておられます。その努力の結果、死者数を初め、人身事件数、負傷者数ともに昨年まで四年連続で減少をしております。
 しかしながら、死者数については、昨年まで四年連続の全国ワースト一位であり、本年においても、五月三十日以降、ワースト一位が続いております。例年、これから年末にかけて事故が多発していることを考えますと、ワースト一位返上に当たっては、大変憂慮すべき状況であると思われます。
 県議会といたしましても、とうとい命を一瞬にして奪い去る悲惨な交通死亡事故をなくし、五年連続ワースト一位という結果だけは絶対に避けようと、さきの六月定例議会におきまして、交通死亡事故の根絶についての決意をしたところであります。
 こうした中で、本県の交通事故実態の大きな特徴として、死亡事故件数の中で交差点での事故が最も多いことに加え、その割合も全国平均と比べて非常に高いといったことが挙げられます。
 昨年のデータによりますと、交差点での死亡事故は全体の六〇・二%、全国平均の三八・二%と比較をいたしますと、本県は二二ポイントも上回っていることになります。また、事故多発県の中でも比率の高い方でありまして、例えば埼玉県や千葉県より十数ポイントも高くなっております。
 私自身も自動車を運転する機会が多くありますが、特に交差点においては、自分が細心の注意を払っていても、冷やっとしたり、はっとしたりすることがよくあります。恐らく何人もの人が同じようにこのヒヤリ・ハットを体験しているのではないでしょうか。
 アメリカの損保保険会社の技師であったハインリッヒが労働災害事例の統計を分析し、一九二九年に発表したハインリッヒの法則によりますと、一件の重大な災害の背景には三百件のヒヤリ・ハットがあったと言われます。逆の言い方をしますと、三百回のヒヤリ・ハットの先には一回の重大な事故が待っているということになるのではないでしょうか。
 私としては、このヒヤリ・ハットを少なくしていくことにより、重大事故、すなわち死亡事故が減っていくのではないかと考えるところであります。
 このためには、交通環境の整備や違反の取り締まりなど、さまざまな対策に取り組んでいく必要があるわけですが、まず第一に大切なのは、ドライバーや歩行者、自転車利用者が交差点に潜む事故の危険性を認識し、高い安全意識を持ち続けていくことではないのでしょうか。
 そこでお尋ねをいたします。
 交差点における交通事故を防止していく上で、県民の方々の安全意識をより高めていくために、具体的にどのような取り組みを進められているのかをお尋ねをいたします。
 続いて、あいち森と緑づくり税を活用した里山林の整備についてお尋ねをいたします。
 愛知県の森といいますと、皆さんはよく御案内のとおりでありますけれども、杉やヒノキの森が多い。これは、三河の山間部へ参りますとそう思います。ちなみに、この杉、ヒノキの人工林は直径三十センチ、高さ四十センチの杉の丸太を一本売っても、森林所有者の手元には千円しか入らないそうであります。こうしたことから、森林所有者による間伐がなかなか進んでいません。
 私も、昨年、岡崎市の間伐がなされていない山を見る機会を得ました。また、ついせんだってでありますが、峰野議員のお誘いで、同僚諸氏と富山、豊根、東栄町へ研修に行きました。思ったことは、松や紅葉樹林でなく、杉、ヒノキの人工樹林の山がほとんどであったという思いであります。
 林の中には太陽の光がほとんど届かず、山の土が無残にもむき出しになった状態になっていました。山が荒廃すれば災害の原因となり、県民の安全を脅かすことになります。
 こうしたことから、本県では、今年度からあいち森と緑づくり税を活用したあいち森と緑づくり事業により、林業活動では、整備が困難な奥地や公道、河川沿いの杉、ヒノキの人工林において、県みずからが間伐を進めることとしています。しっかり取り組んでいただきますように、県民の安全・安心を守っていただきますようお願いをいたします。
 さて、愛知県を尾張部と三河部で分けてみますと、尾張部での森林の占める割合は一一%、三河部は五八%となっています。山が全くない市町村がある半面、私が住んでおります春日井市は、標高四百メーターの山があります。緑豊かな自然が残っている場所でもあります。春日井市の北東に位置するのみろくの森は、春日井市緑化植物園とともに、休日になりますと駐車場がいっぱいになり、都市住民が散策されておられます。こうした都市近郊の森林は、住民の憩いの場となっています。
 しかしながら、都市近郊にある里山林の多くは放置され、人を寄せつけない状況となっております。こうしたことから、里山林においても、あいち森と緑づくり税を活用した事業は創設され、そして、県が直接里山林の再生整備を行うもの、または市町村が里山林の健全化のための整備を行ったり、市町村が地域の方々やNPO等の活動団体と協働して、保全、活用に関する提案をしていただき、これを実現するのに必要な作業小屋や歩道などの施設整備に対する助成措置があると聞いております。
 私が懇意にしているNPOの人たちも、小牧市の大草地内で里山林の整備に取り組んでおられます。そのNPOの方に伺ったところ、こうした取り組みを行っていく上で、人は何とかなっても、道具を最初にそろえなければなりません。行政から何らかの支援があればありがたいと話しておられました。
 また、里山林の整備は、人工林の間伐と違って、ただ単にそこに生えている木を切ればいいというものではないわけであります。そこには貴重な木が、木の下には貴重な草花が生えている場合もあるからであります。専門的な知識と地域住民の合意を得て慎重に進めていかなければなりません。
 そのためには、まず、いろいろなノウハウを蓄積をしていくことが求められます。また、地域の人に今まで放置された里山林がこういうふうに再生されたぞというように体感してもらうことも必要だと思います。
 そこで、昨年度実施されたあいち森と緑づくり事業のうち、里山林の整備についてお尋ねをいたします。
 昨年度に春日井市と田原市において、里山林のモデル事業が実施されたと伺っておりますが、里山林整備モデル事業の成果とそれを踏まえた今後の取り組み方についてお尋ねをいたします。
 食中毒についてお伺いをいたします。
 私たちが健康で心豊かな生活を送るためには、健全な食生活は欠くことのできないものであります。食の安全確保は非常に大切なことと考えております。
 昨年は、中国産冷凍ギョーザや中国産冷凍インゲンによる健康被害、中国における牛乳へのメラミン混入事件、さらには、事故米の食品への不正転用という事件が発生するなど、県民の食に対する不安が高まり、いまだ払拭されていない状況であります。
 このような状況の中、ことし九月に入って、山口県を初めとする多くの都府県の飲食チェーン店において、角切りステーキによる腸管出血性大腸菌O157の食中毒が発生をいたしました。患者も四十名を超えていると大きく報道をされているところであります。
 このO157は、平成八年に、大阪府堺市や岡山県での死亡者を伴う大規模集団発生が思い出されますように、お年寄りや子供は重篤な症状となることもあります。極めて注意が必要な食中毒であります。
 今回の角切りステーキによる食中毒では、県内の患者の発生はなかったかと聞いておりますが、O157の食中毒は、本県においても平成九年に初めて発生しており、これは、家庭において調理した手巻きずしが原因であるとのことでありました。その後も、毎年O157による食中毒の発生が見られているところであります。
 最近では、従来発生が多かった魚介類による腸炎ビブリオ、食肉や卵によるサルモネラ食中毒は減少傾向にあります。かわって、鳥肉によるカンピロバクターや、手洗いの不備等が原因となるノロウイルスによる食中毒が発生していると言われています。
 このように、私たちの身近にも食中毒にかかる危険性が十分にあると思っています。過去十年間の厚生労働省の食中毒統計を見てみますと、全国の食中毒発生件数は年間で平均千六百件、三万人程度の患者が認められ、死亡者も数名出ております。
 しかし、本県は、厚生労働省の食中毒統計の速報によれば、平年に比べ食中毒の発生が少なく、特に例年食中毒の発生件数が多い六月から八月の間では、昨年の四百十二件に対し五十二件、食中毒患者数は五千二百九十一人に対し八百二十六人に激減し、過去十年間で最低であったとのことであります。その理由は、冷夏による影響と、食品営業施設の衛生管理の向上にあると厚生労働省のコメントが新聞報道にあったところであります。
 そこでお尋ねをいたします。
 全国的にことしの夏は大幅に食中毒の発生件数、患者数が激少しているところでありますが、愛知県における昨年と本年の食中毒の発生状況はどうなっているのか。また、食中毒の発生防止のため、県はどのような取り組みをなされているのかをお尋ねをいたします。
 次に、私は、食中毒予防の一つとして、手洗いが非常に重要であると考えております。このため、愛知県が食中毒予防対策の一環として、本年二月に幼稚園や保育園児を対象に、手洗い歌「あわあわゴッシーのうた」を作成され、報道機関にも取り上げられるなど、反響を得たことは非常に喜ばしいことであると思っています。
 また、先日も新型インフルエンザの予防対策として、この手洗い歌がNHKの全国放送のテレビで紹介されているところを拝見をいたしました。手洗いは、食中毒のみならず、インフルエンザなどの感染症の予防にも非常に効果的であります。小さな子供のころから正しい方法で手洗いを習慣づけることは大変有意義なことであります。幼児期から手洗いの重要性を理解させ、また、子供たちに強制的にやらせるのでなく、自発的にできるようにすることは、幼児教育にとって非常にいいことだと考えています。
 そこでお尋ねをいたします。
 県では、手洗い歌のCDとポスターを県内の幼稚園や保育園に配付したと伺っております。その後の手洗い歌の活用状況についてお伺いをいたします。また、正しい手洗い方法が現在流行している新型インフルエンザの予防の重要な一手段になると考えられますが、県として正しい手洗い方法の普及啓発に今後どのように取り組んでいかれるのかをお尋ねをいたします。
 勝川駅付近の連続立体交差化事業についてお尋ねをいたします。
 春日井市の勝川地域は、江戸時代には中山道につながる下街道と呼ばれる街道沿いのまちとして栄えました。明治時代以降は、JR中央線の勝川駅が開業し、旧東春日井郡の産業や文化の中心地として発展をしてまいりました。その後、昭和十八年の町村合併による市政の発足に伴い、次第に市の中心地としての役割を終え、近年では、駅前でも商店や住宅が混在、密集し、道幅は狭い等の理由から居住人口は減少し、商店街も高齢化や後継者の不足などにより往年の活気が失われ、衰退傾向でありました。
 さらに、当地域の発展に重要な役割を果たしてきたJR中央本線が近年の周辺市街地の都市化に伴い、当地域を縦貫していることから逆に地域を分断し、まちづくりの上で大きな障害にもなってきました。
 春日井市では、これらの問題を解決するため、かつて繁栄した古きよき勝川の再生をという意味を込めたルネッサンスシティ勝川を合い言葉に、当地区を春日井市西部地域の拠点として位置づけ、市の西の玄関口にふさわしい土地区画整理事業や再開発事業等の勝川駅周辺整備事業を進めております。
 このまちづくりを進める上では、都市交通の円滑化と市街地の一本化が不可欠であるため、県では、JR中央本線を高架化する勝川駅付近連続立体交差化事業をこの勝川駅周辺総合整備事業の一環として進めています。
 現在、全国に先駆けて、立体換地手法を取り入れた勝川駅前土地区画整理事業や、数々の再開発ビルが駅前で完成するなど、駅周辺には商業施設や便利な都市機能が集積しつつあります。以前と比べると見違えるような状況になっています。
 また、駅前広場の整備の一環として、周辺ビル群と駅舎をつなぐペデストリアンデッキも高架化とあわせて計画をされており、高齢者など交通弱者にも優しいバリアフリー化された安全、快適な歩行者空間が整備されることになっています。
 鉄道を挟んで整備が進むこれらの都市機能が早期に一体的に結合し、さらに効果を上げるためにも、一日も早い連続立体交差事業の完成が待たれるところであります。
 勝川駅より下り最初の松新町の踏切は、通勤時、あかずの踏切と言われていた時期があります。下り線を上に上げたことにより、いささかその渋滞も緩和されました。さらに、国道三百二号線が平面で接続することになりますと、一帯の交通の便は一気に解決をすることになります。
 勝川駅への城北線乗り入れのためのプラットホームも完成をしています。複雑なルートでありますが、一日も早い取りつけを希望するものであります。そして、勝川地域が春日井市の副都心としてさらなる飛躍を遂げ、地域が活性することに地元は大きな期待をしているところであります。
 そこで、こうした内容を踏まえてお尋ねをいたします。
 連続立体交差事業は、既にJR中央本線の下り高架化が完成しているところでありますが、現在の工事の進捗状況と今後の見通しはどうなっているかをお尋ねをして終わります。(拍手)


◯県民生活部長(大久保裕司君) 交差点の交通事故防止に向けた県民の皆様の安全意識を高める取り組みについてお答えをいたします。
 議員お示しのとおり、交差点における事故を防止するためには、車や人が多数行き交う交差点の危険性を認識し、それに対する安全意識を県民一人一人が持って、安全な行動をとっていただくことが何よりも重要なことであると考えております。
 県といたしましては、交差点における安全確認の難しさ、あるいはどのようにすれば事故を回避できるかなどについて、リアルにわかりやすく説明をいたしました啓発用のDVDをこのほど作成をいたしました。
 今後、市町村や警察署を初め、自主的に交通安全活動に取り組んでいただいております交通安全パートナーシップ企業などに配付し、地域や職場での交通安全教室などで広く活用していただくことにいたしております。
 さらには、県内の事故多発交差点で直接事故防止を訴える必要があるとの観点から、今回新たに緊急雇用創出基金を活用いたしまして、交差点事故防止重点啓発事業を開始いたしたところでございます。これは、毎日四十人以上の体制で県内二百五十四カ所の事故多発交差点におきまして、ドライバーに対し安全運転を訴えかけるとともに、歩行者や自転車利用者には事故防止を呼びかけていくものでございます。
 こうした取り組みによりまして、交差点での事故を減らし、何としても交通事故死者数全国ワースト一位の返上につなげてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯農林水産部農林基盤担当局長(青木章雄君) 里山林整備モデル事業の成果と今後の取り組みについてのお尋ねにお答えをいたします。
 春日井市では、地域の方々を初め、学生の方にも関心を持っていただくために、市内の大学構内に残された里山林を対象に官学協働で実施をいたしました。
 ここでは、樹木の伐採による生態系への影響調査や、対象地域で確認されたこの地域の湿地に特有のトウカイコモウセンゴケ自生地の保全方法も調査研究したいという大学からの提案を踏まえまして、七つのブロックごとに伐採本数を変えるなどの整備を実施をいたしました。
 これらの生態系への影響調査等は、引き続き大学で行われますので、その結果が適宜県にも提供されます。その結果等、意見交換をしながら、今後の里山林整備手法に生かしてまいりたいと考えております。
 一方、田原市では、地元自治会所有の里山林でモデル事業を実施をいたしました。ここでは、地元の小学生や地域の方々の野外活動の場として、コナラやヤマザクラを生かした親しみのある里山林となるよう、歩道等の整備を県が実施したもので、これを契機に、今年度から自治会の方々が中心となって歩道の維持管理や下刈り等の保全活動が始まっております。
 今後の取り組み方でございますが、里山林の整備に当たりましては、地域の特性や多様なニーズがあることから、目指したい姿についての地元の提案をしっかり受けとめて、事業を進めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、モデル事業はもとより、これから進めていく事業も含め、県民の皆様に森林体感ツアーやホームページなどで事業の成果をPRするとともに、里山林が県民共有の財産として整備保全されていくよう、あいち森と緑づくり税を活用し、積極的に支援をしてまいります。
 以上でございます。


◯健康福祉部健康担当局長(五十里明君) 食中毒予防についての御質問にお答えをいたします。
 初めに、本県における六月から八月までの食中毒発生状況でございます。例年、発生件数は十二から十三件、患者数は二百名前後で推移をいたしております。昨年は、発生件数十五件、患者数二百九名でございましたが、本年は、それぞれ三件、二十七名と、本県におきましても大きく減少し、ここ十年で発生件数、患者数とも最少となっています。
 次に、食中毒の発生防止のための取り組みについてお答えをいたします。
 本県では、夏季において、気温三十度以上が十時間以上継続すると予想されるなど、食中毒が発生しやすい気象条件になった時点で食中毒警報を発令し、食品営業者のみならず、消費者に対しても、食品の衛生的な取り扱いや適正な温度管理などを行うよう注意喚起を行っており、本年は七月と八月に各一回、計二回発令したところであります。
 特に食品営業者の方々に対しましては、保健所の食品衛生監視員による食品営業施設への監視指導に加えまして、毎年開催しております衛生講習会におきまして、食中毒発生防止の危機意識を持った衛生管理の徹底を図っております。
 また、消費者の皆様に対しましては、食中毒に関する正しい知識を初めとし、食の安全に関する情報の共有化を図ることを目的とした消費者行政の柱の一つでございますリスクコミュニケーションが重要であると考えております。
 このことから、各地域におきまして、消費者、食品営業者、行政の三者で意見交換会などを開催いたしております。
 今後も、食の安全・安心推進アクションプランに基づきまして、食品営業者の方々に対するHACCPによる自主管理の徹底や、消費者の皆様に対するリスクコミュニケーションなどを積極的に推進し、さらなる食中毒の発生防止を図ってまいります。
 次に、手洗い歌の活用状況についてでございます。
 本県では、食中毒を予防するためには、幼児期から手洗いの重要性を理解し、習慣づけていただくことが大切でありますことから、昨年度、「あわあわゴッシーのうた」を作成し、東浦町の保育園におきまして、デモンストレーションを実施いたしました。その後、東浦町におきましては、町内全保育園で積極的に手洗い歌を活用していただいており、また、保健所に対しましても、県内の三十三園の幼稚園や保育園からCDやポスターを活用した正しい手洗い方法の講習依頼が来ております。
 さらに、県のホームページにこの手洗い歌と手洗い方法を記載いたしましたポスターをダウンロードできるようにしておりまして、ここのところ、全国的な反響も大きく、他県の幼稚園や保育園、小学校を初め、自治体、民間の食品事業者の方などからも多数の問い合わせがあり、九月二十五日までに一万八千二百五十件のアクセスがございました。
 最後に、正しい手洗い方法の普及に関する今後の取り組みについてお答えいたします。
 議員御指摘のとおり、新型インフルエンザを予防するためにも、手洗いは非常に有効と考えております。この手洗い歌には、手洗いの六つの基本動作が盛り込まれておりまして、指先、指の間、手首など、手洗いがおろそかになりがちな部位も確実に洗うことができ、汚れや細菌などをきれいに洗い流すことができるように工夫されております。
 しかしながら、これまでに、ポスターの絵からだけでは細かな手洗いの動作がわかりづらく、歌に合わせて手を洗うのは幼児には難しいとの御意見もございました。このために、歌に合わせて手を洗っているビデオ映像を作成いたしまして、県のホームページに新たに掲載するように現在準備を進めております。
 さらに、幼児以外にも広く県民の皆様がこの手洗い歌を利用していただけるよう、携帯電話からアクセスできるようにも検討しているところであります。
 今後も、このような新たな取り組みによりまして、正しい手洗い方法の一層の普及啓発を行い、食中毒や新型インフルエンザの予防に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。


◯建設部長(川西寛君) 勝川駅付近連続立体交差事業についての現在の進捗状況と今後の見通しについてお答え申し上げます。
 本事業は、JR東海中央本線の勝川駅を中心とし、東西延長約二・五キロメートルの鉄道を高架化しますとともに、二カ所の踏切をなくし、あわせて一七カ所の交差道路を整備するものでございます。
 現在の進捗状況でございますが、上り線の仕上げ工事を実施をしておりまして、本年の十一月には、高架線路への切りかえを予定しております。切りかえ後は、駅周辺地区の南北一帯となった総合的なまちづくりに寄与できますように、速やかに仮線を撤去いたしまして、国道三百二号線を除きます周辺道路を平成二十二年中に完成させますとともに、国道三百二号線につきましても、一日も早く整備されますよう、国に要請してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯四十五番(伊藤勝人君) 勝川付近の立体交差化事業に絡んで御要望を申し上げたいと思います。
 昭和五十四年の二月に、勝川の一番最初の県施行の区画整理がスタートしました。その以前にいろいろな議論があったわけであります。その区画整理で三百二号の用地が出ました。そして、今の十九号が当時バイパスと言っておりましたが、その用地もそこで出していただきました。そこの中に住んでおられた方たちには、すべて集団移転をしていただいたわけであります。
 それ以来三十年で、やっと高架化が、今の部長の御答弁で、十一月にできるということになります。三百二号の平面交差ができて、もうそこで終わりではないと思っているんです、実はね。それはどこにあるかといいますと、城北線が、先ほども申し上げましたが、勝川駅の真ん中にプラットホームができていますね。この城北線をつないで初めて、ここの高架化事業全体が、三つの区画整理と一つの再開発を含めたものでありましたので、終わるのかなというふうに思っています。
 でありますので、春日井市も当然、地域の皆さんも我々も、JR東海に対して一生懸命活動をしてまいりますが、県当局におかれましても、知事初め皆さん方でもお力をおかしいただいて、JR東海との最後の城北線の詰めまで御努力をいただけるように御要望申し上げて終わります。