◯八十三番(伊藤勝人君) ただいま議題となりました議員提出第三号議案県議会議員の議員報酬の月額の特例に関する条例の一部改正について、自由民主党愛知県議員団並びに民主党愛知県議員団を代表いたしまして、提案理由の説明をいたします。
 我が国の経済は、ようやく世界同時不況から抜け出し、明るい兆しが見えてきたやさきに東日本大震災が発生し、産業活動が大幅に低下するとともに、個人消費も落ち込む中で、雇用情勢のさらなる悪化が懸念されるなど、極めて厳しい状況に置かれております。
 さらに、福島第一原発の事故を踏まえた浜岡原発の全面停止により、電力の安定供給の確保が喫緊の課題となっております。産業活動のみならず、県民生活に大きな不安を与えています。
 こうした中、今回の六月補正予算においては、地震防災対策や景気対策にしっかりと取り組むこととされましたが、その一方で、基金は枯渇することとなり、県税収入の大幅な回復が見込めない中で、本県財政は極めて厳しい状況にあります。
 こうした財政状況に対処するため、県当局においては、本年八月から来年三月までの間に、知事を初めとする特別職及び管理職の給与の減額率を上げるとともに、一般職員においても、給与の減額を実施することとしたところであります。
 県議会といたしましては、極めて厳しい財政状況を踏まえ、主体的かつ自主的な取り組みとして、平成二十一年度から三年連続で議員提案による特別条例を制定し、議員報酬の八%を抑制しているところでありますが、このたびの知事を初めとする特別職の減額率引き上げを考慮して、岩村議長を座長とする団長会議において、議員報酬のさらなる抑制を実施することとしたところであります。
 各会派の代表者においては、具体的な抑制措置についての合意形成に向けて、真摯に検討を重ねてまいりましたが、各会派における抑制措置の隔たりを埋められず、合意に至ることができませんでした。よって、このたび、自民党並びに民主党二会派による共同提案として、本議案を提案したものであります。
 具体的な抑制措置の内容といたしましては、本年八月から来年三月までの間において、現行の八%の減額率を一一%に引き上げることとするものであります。
 最後に、今回の議員報酬の抑制につきましては、本県の極めて厳しい財政状況を踏まえ、緊急避難措置として、いずれの会派にも、抑制に取り組むことについては合意されたものの、抑制措置の内容において全会一致に至らなかったものでありますが、岩村議長を初め各会派の代表者の御労苦には、心から敬意を表するものであります。
 以上、私は、議員提出第三号議案の提案趣旨を述べてまいりましたが、切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。(拍手)